熊野古道大辺路研修の所感

平成24年7月16日
NPO法人紀州熊野応援団
中山 仁
※日時・場所・ガイド・参加人数
平成24年7月15日(日) 11:15~15:20
長井坂~見老津(約4.5km)
神保啓志さん(大辺路刈り開き隊ガイド)
21名・・・男性11名(ガイド含む)・女性10名(イスラエルから御坊市にホームスティされている高校生一人含む)内訳(Mi-Kumano会員13名、一般参加者8名)
※総括
今回の長井坂コースは、平成24年度「高野・熊野地域広域バイリンガルガイド養成事業」の第3回現地研修会です。
養成事業のコンセプトである、「広く希望者を募り高野・熊野世界遺産地域を対象としたガイド研修会」に相応しい一般参加者8名の皆様にお越しいただきました。
殆どの参加者が初めてのコースなので、真剣にガイドさんの説明に耳を傾けていました。
スタート直後の少し上ったところでJR紀勢線の線路が見え、数年前JRが工事のときに、世界遺産地域の「しし垣」を壊してしまった場所の説明を受けました。
中辺路コースとは異なる光景を目の当たりにした次第です。
鉄道や自動車道が敷設されるまで、この長井坂が幹線ルートであり、明治時代にサーカスの一行が象を連れて通行した話には驚きました。
道中、ウバメガシなどの照葉樹林が多く、自然林の中を歩くことで心身共に爽快な気分に浸ることができました。
尾根道から望める枯木灘県立自然公園の海岸の景色が素敵でした。
江戸時代、長井坂を訪れた文人墨客のほか、西国三十三所観音霊場巡礼者、修験道当山派の行者が訪れたそうです。
この日は蒸し暑い天気だったので、途中、水分補給と小休憩をたくさん取り入れ熱中症対策を行いました。
湿度の高い中、熱中症になる人、怪我人もなく全員が完歩できたことは何よりでした。
今回の長井坂コースを初めて歩いた感想は、中辺路コースとは時代背景も異なりますが、中辺路コースにはない魅力(海岸の風景・長く続く照葉樹林帯等)も存在する熊野古道だと強く感じた次第です。