スペインから日本へ(本宮)

職業は国家公務員(civil servant)で、日本を訪れるのは今回初めてとのことです。
日本滞在予定は約三ヶ月、熊野を訪れる前に京都・奈良で一ヶ月、高野山で五日間滞在して
熊野を訪れました。
熊野は六日間滞在予定で、この日は熊野観光の第一日目の熊野古道歩きです。
本宮大社前で待ち合わせて、9時30分の住民バスで発心門王子へ向かう。
天候は生憎の雨天でしたが、私たちは発心門王子社で参拝を行って雨の中スタートしました。
雨の中、霧がかかる幻想的な熊野の森をすごく美しいとエンジョイされてました。
水呑王子で休憩をとり、その間、素晴らしい新緑の光景を眺め写真をたくさん撮ってました。
伏拝王子近くの無人販売所で少し待って下さいと小屋の中に入り、何をするのかと思いきや
徐にリュックの中からカメラを取り出し、遠くに望める霧に覆われた幻想的な山々の撮影をはじめたのです・・・彼曰く、このカメラ(キャノン)は京都で購入、リュックは奈良で購入したと恰も子供が親に話しているような感じで、とても微笑ましい印象を受けました。
11時45分伏拝王子に到着、休憩所で昼食(宿泊先の大村屋のおにぎり弁当)を食べる。
日本食は何でも食べるみたいで、スペインでも日本料理店にちょくちょく食べに行くそうです。
弁当も殆んど残さず食べていました。
伏拝周辺には本宮町の花ササユリが結構咲いていて、香りの高い花に心が癒やされました!
彼が和泉式部のスタンプ(晴れやらぬ~)を押し、この歌を英語で説明してくれと質問を受けました・・何とか一生懸命説明をして理解してくれたのでホッとしました。
午後も雨の中楽しく歩いて、三軒茶屋跡でここから高野山まで何キロですかと質問あり・・・高野山に興味津津の様子が見て取れました。
暫らく歩いて、絶景ポイントの見晴台から大斎原の鳥居が見えた瞬間、感動してカメラに収めていました。
古道歩きも終えて本宮大社へ到着すると、桧皮葺きの美しい社殿に暫し見とれていました。
本宮大社の説明を行ったのですが、彼は歴史的な事柄よりも寧ろ参詣道の熊野古道沿いの熊野の森や、遠くに望める熊野の険しい山々に興味があるように感じました。

                              ボランティアガイド 中山 仁